株式会社JF鶴見花き 切花事業部Blog

9月産地生育状況&台風13号被害状況

投稿日:2023年9月10日

SP菊

● 国産に関しては年末出荷定植時期であり、お盆ほどの作付けはない。

 高温抑制・額焼け・ダニ被害が多く、秀品率は高くない。

 マレーシア産はある程度の数量は確保しているが、全国的には少なくなる見込み。

特殊菊

● SP菊同様、年末出荷の定植、高温抑制の影響で極端な増減はない。

 お月見需要に向けて、黄色のピンポンの作付けはあります。

アルストロメリア

● 国産は全国的に高温の為、入荷数量は少なくなる見込み。

 輸入に関してはコロンビア産の70cm・65cm中心に安定した入荷予定。

デンファレ

● ソニアのMサイズ中心に潤沢な入荷が見込まれる。

オンシジューム

● 台湾産ハニーエンジェルは各等階級ともにバランス良く入荷する見込み。

トルコキキョウ

● 例年並みの作付け量で生育状況は順調であるが、

 大幅な前進出荷となり、後半にかけては品薄になる見込み。

ガーベラ

● 徐々に出荷量は増加傾向。

 敬老の日・ブライダル商戦に向けてしっかりと数量は確保できる見込み。

ソリダコ

● 下位等級が多くなるが、数量はしっかりと確保できる見込み。

ヒマワリ

● 高温の影響による生育不良で、大幅な増加は見込めない。

ワレモコウ

● 秋彼岸やお月見に向けて、コンスタントな入荷が見込まれる。

天候次第では、病気に弱いので減少の可能性もあります。

カーネーション

● 国産は高温の影響で草丈が短いものが多い。ST・SP共に例年より数量減。

 輸入は例年通りの見込みだが、一部商社のSPが少ない可能性あり。

かすみ草

● 例年より作付け減少。前進傾向で後半は少なくなる見込み。

スターチス

● 高温の影響で生育遅れや、病気が発生しており全体数量は減少する。

 さらに、上位等級に関してはかなり少なくなる見込み。

クルクマ

● 一部生育遅れがでているが、例年通りの出荷となる見込み。

バラ国産

● 50~40cmメインでの入荷見込み。上位等級はかなり少ない。

バラ輸入

● ケニア・エクアドル・中国・インドと数量はまとまってくる。

ダリア

● 高温の影響で、数量は激減。さらに品質状態も悪いと思われる。

オリエンタル

● 上位等級はかなり少なくなる。輪つきは悪くないが、とにかく短いものが増える見込み。

 ピンク系もかなり少ないと思われる。

鉄砲ユリ

● かなりの前進傾向。後半戦はほとんどないと思われます。

輪菊

● 愛知県産は若干の生育遅れがみられるが、何とか需要期に間に合う予定。

 九州・静岡に関しては開花遅延が起きており、ピークのないダラダラとした出荷予定。

 中国産は15日・18日を中心に入荷の予定。

リンドウ

● 岩手・秋田県産は高温障害により、花ヤケで出荷のできないものや開花遅延が

 起きており、出荷量が大きく増えない。長野・岡山県産はもともとの作付けが

 多くないので、ダラダラとした出荷になる見込み。

シンビジューム

● 為替状況・輸送費高騰により、入荷量が増えることはない。

小菊

● 高温障害の影響で生育遅れが目立つ。13日以降は徐々に数量は回復してくるが、

 病害虫・曲がり等の優品以下の数量も多くなる見込み。

ケイトウ

● 15日頃から出荷量は増えてくる見込み。

下草類

● 出荷量は例年並み。輸送便の遅れが少し心配。

台風被害

● 千葉県南房総地区にて大雨の影響で畑の冠水あり。約600坪の畑が水に浸かり、

 今後の出荷に影響あり。他産地に関しては、現在調査中の産地もあるが、

 大きな被害はないと思われる。

 

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